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指宿_神話紙芝居_へひり嫁

更新日 2016年02月20日

へひり嫁

年頃の娘が加ったチ。

そして、こんだ、嫁さんに、何時じゃい行かんジ、何処ん良か衆のもろけ来てん、行かんジ。 [何して、そん、おまいは、嫁さんに行かんか?」ちゅたさけナ、「どしたチ、行っが出来んこっがあっ。」チ。「お前や、何かヨ?」チ、 言たや、

---「どげんじゃってん良かわい」チ、言たや、

---「屁を放いこっじゃっ」チ、ゆたちナ。「ンダ! 屁どま、放ったチ、 何じゃい構んたいバ、そら、どでんこでん、来てくれ」チ。 〔そして〕いま、そら、行っこてなったやナ、こんだ、そん、姉さんが、幾日かが径ったさけナ、ガッツイ顔色が悪なっ。 そしたや、〔まわりの人々が〕「お前や、いけんかあらせんか? 顔色が砂イカが?」ちゅたや、「いいや、あたや、屁を放ろごたっ」 ちゅたチ。「屁を放ろごじやっとこなら、放らんカ」ちゅたさけナ、こんだ、「そこたいの棚つらン物ヌ、下れっくれ」チ、ゆたちナ。 「下ろしてください。棚物ヌ。」ほして、ほしたさけナ、何やかいや下ろしたチ、ソラ。ほしたさけナ、 「ドソ」チ、マッ、桜島が爆発すっよな屁を放って、そこたいのタンスやら櫃、鍋、羽釜をウッ割ったチ。 昔の衆のゆっかせたこっがあいもんどナ。

〔話者 木之下 木之下ハツミ(大正六年生)〕