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指宿_神話紙芝居_どもこもならん

更新日 2016年02月20日

どもこもならん

むかし、ドモ〔と〕コモちゆう人が〔二人〕おって。〔今のように〕盲腸を切らんナならん、〔盲腸の〕手術をすっちゆうのは、 そん衆が考え出けたこっじやって。

〔ある時〕天皇陛下が盲腸〔の病気〕をシでっ、そして、ドモとコモが〔診察して〕言うにナ、 「こら、手術して、ここを切ってウッ捨んナいかん」ちゅうたら、「ホして、人間の身体〔の一部〕を切ってウッ捨て良カもんじゃろかい?」 チ、ゆっ。そイが、騒動ィなってナ。

ほして、「ワイが(お前の)腹を切って、そして、そユ(盲腸を)治エッみれ」チ、ゆたチ。そしたや、 ドモもコモも、いっしょに腹をつっ切ったちナ。そしたや、二人なが〔ら〕いっしょに切ったデ、「どもこもならん」チ、そいから言でけたたっチ。

〔話者 木之下 木之下金蔵(明治三十八年十月ハ日生)〕