29 二反田川の石積堤防
殿様湯跡前の二反田川の川岸には、天保(てんぽう)14年(1843年)に造られた石積みの堤防が残っています。当時は、二反田川の河口から、約3kmにわたって7段の石積みが続いていました。試算でも約6万個の石が必要になる大工事です。島津の殿様は、屋形舟(やかたぶね)で殿様湯に湯治(とうじ)に来ていたと言われ、水量の少ない二反田川に舟が入ると地元の人々が両岸から舟を引っ張って殿様湯まで運んだとの話が伝えられています。
聞いただけで昔の様子が想像できました。
柳田小学校5年