culture-kyoudogeinou南北に長い鹿児島県は,郷土芸能の宝庫。その総数はおよそ千種類ともいわれる。 指宿にも様々な郷土芸能が伝承されている。秋の夜,神を迎えて厳かに舞われる枚聞神社や南方神社の「神舞」(かんまい・かんめ)。琉球王国との貿易の歴史を物語る「琉球傘踊」,参勤交代の疲れや退屈を慰めたことに由来する「さまふり」や「坂田踊り」,鹿児島独特の芸能「棒踊り」等々…。江戸時代にその成立の由来をもつものも多い。 これら郷土芸能を伝えていくことは,指宿の歴史を伝えていくことでもある。