ホーム  > 各種相談窓口  > Q&A  > 現行の日本脳炎予防接種による重大な副反応とはどのようなものか知りたい。

現行の日本脳炎予防接種による重大な副反応とはどのようなものか知りたい。
現行の日本脳炎ワクチンは、マウスの脳の中でウイルスを増殖させ、高度に精製して作られていますが、極めて微量ながら脳組織成分が残存する可能性があり、この成分によって「急性散在性脳脊髄炎(ADEM アデム)」が起こる可能性が否定できないとされています。ADEMとは、脳神経系の病気で、ワクチン接種後の場合は、通常接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、けいれん、運動障害等の症状があらわれます。ステロイド剤の治療により完全に回復する例が多いのですが、運動障害などの神経系の後遺症が10%程度あるといわれています。日本脳炎ワクチンの副反応としてのADEMは、70~200万回の接種に1回程度、きわめてまれに発生すると考えられています。

■担当部課係名・電話番号
健康福祉部健康増進課地域保健係(指宿保健センター)
22-2111(内線282)