火山銀座探検隊
スポット一覧
鬱蒼とした木々,その間に見える奇岩。江戸時代,「唐畫山水に似たりと称ず」と中国の山水画に例えられ,椋鳩十が「屏風岩」と表した鬼門平。高さ約200~300m,長さ約10km。池田湖の北西に延びる断崖は,約10万年前の大噴火 […]
開聞岳は,市の南西部に位置する標高924mの活火山。今から約3,700年前の縄文時代に誕生した。複数回の噴火で溶岩や火山砕屑物などが積み重なって形成された円錐状の成層火山の頂上部に,粘性の強いマグマが盛り上がりできた溶岩 […]
砂むし温泉のある摺ヶ浜。『みだれ髪』で知られる与謝野晶子も訪れ,「白波の下に熱砂の隠さるる不思議に逢えり指宿にきて」と詠んだ。近年,摺ヶ浜の西側にある山には,90℃を越す泉源がいくつもあり,熱水が海岸へ流下して自然湧水し […]
山川湾は約5,700年前の火山噴火でできた。北・西・南側の垂直に切り立った崖は火口壁。東側の火口壁が壊れて海水が流入し現在の形になった。湾曲した入り江で,湾内は砂嘴によって外海と区切られている。このため,湾内には波が入り […]
山川の福元周辺でしか採れない,淡い黄色をした石。学名は溶結凝灰岩。見た目が美しく,のこぎりで切れるほど柔らかいが,風化に強いため,石垣や墓石として用いられた。遠くは奄美諸島や京都まで運ばれている。江戸時代には,島津家の歴 […]
昔話では「その昔,鰻池の水を利用して水田を造ろうと池の畔で開削工事を始めたところ,池の底から大ウナギが現れ,開削した場所に横たわり水が流れ出るのを塞いでしまった。村人がこれを切り裂いたところ,大ウナギは片身のまま池に逃げ […]
スメは,鰻地区の多くの家庭にある火山性天然蒸気カマド。芋は約40分,卵なら5〜10分で蒸し上がる。『島津斉彬御供日記』にもスメのことが記されている。嘉永4年霜月19日晴れ・・・「鰻の池廻り1里余もあり,蒼浪岸をひたす辺り […]
魚見岳の8合目にある,注連縄が巻かれた,通称「天狗岩」。魚見岳には天狗が住むという伝説があり,この天狗は赤い色のものが大嫌いなため,山には赤色の花が咲かないという。また,赤い色の着物を着て山に登ろうものなら,天狗に蹴落と […]
温湯では,約53,000年前,池田湖北岸の清見岳の噴火で堆積した火山噴出物の露頭を保存・展示している。地層が波形に曲がったしゅう曲や,断層など,ダイナミックな大地の動きを観察できるポイントである。
知林ヶ島は,干潮時に“砂の架け橋”で対岸とつながる“絆の島”として知られている。島は,東シナ海から鹿児島湾に入って来る温暖な黒潮の流れと,鹿児島湾から東シナ海へ向かうやや冷たい流れのちょうど境目にある。海流がぶつかり合う […]
その昔,漁師たちが頂上から魚の影を確かめたといわれる魚見岳。南側から望む姿がハワイのダイヤモンド・ヘッドに似ていることでも知られている。標高は約200m。10万年以上前にできた火山の名残だ。南東側は断崖絶壁で,溶岩とそれ […]