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ホーム > エリアを散策 > 枚聞神社~竜宮城の玉手箱~

枚聞神社〜竜宮神社の玉手箱〜

開聞岳は「海門山」とも表記され,昔から航海の目印でもあった。開聞神は海の神様としての性格をあわせもち,枚聞神社がこれを祀っている。そして, 海の神様は竜宮に住んでいる。古書に,“この地が竜宮界であった”と記されているのもうなずける。竜宮神話にまつわる土地や伝承が数多くある開聞。玉手箱 の蓋を開いたら何が見えるのか,とてもわくわくしてくる。


スポット一覧

開聞岳の麓に鎮座する,薩摩国の一の宮,枚聞(ひらきき)神社。神社の縁起には,和銅元年(708)の創建と記されている。開聞岳は「開聞神」とも表記され,噴火は開聞神の祟りと見なされており,枚聞神社がこれを祀っていた。現在の本 […]

松梅の蒔絵で飾られた女性の化粧箱。通称「玉手箱」。中には,小さな櫛が11本,小さな壺が1つなど23個の化粧道具が入っている。化粧箱の目録には,大永3年(1523)とあり,室町時代の高貴な女性が使ったものと推測される。国指 […]

今から約400年前,薩摩藩は琉球王国を統治し,慶長18年(1613)からは、琉球使節団の派遣が始まった。枚聞神社には,「徳偏海天(徳は海と天にゆきわたる)」等と書かれた,7枚の琉球扁額(へんがく)が奉納されている。「海門 […]

古文書等によると,枚聞神社には,かつて数十種の神舞があったそうだ。現在は,剣の舞、南方の舞、中央の舞、鈿(うずめ)の舞の4つが青年団によって伝承されている。神舞は,毎年10月14日の例大祭の前夜祭で,巫女による浦安の舞と […]

開聞岳は,市の南西部に位置する標高924mの活火山。今から約3,700年前の縄文時代に誕生した。複数回の噴火で溶岩や火山砕屑物などが積み重なって形成された円錐状の成層火山の頂上部に,粘性の強いマグマが盛り上がりできた溶岩 […]

開聞岳の麓にある「岩屋どん」と呼ばれる場所には,室町時代から江戸時代の板碑と五輪塔が建っている。この岩屋には伝説が残っている。ある僧侶が,岩屋で法水(身体を清めるための水)を汲んで修行をしていたところ,1頭の鹿が来て法水 […]

枚聞神社の西側一帯には,江戸時代まで瑞応院という枚聞神社の別当寺(神社に付属していた寺)があった。瑞応院は,僧正智通によって,白雉3年(652)開山,その後,数百年の間廃寺となっていたが,正中3年(1326),島津氏が舜 […]

舜請法印(※法印:僧の最上位の役職名)は,正中3年(1326)に瑞応院を再興した。舜請は,応永27年(1420)11月27日,131歳で亡くなったといわれる。墓は枚聞神社神社の東に建てられ,3基の宝筐印塔の中央にある。他 […]

地元の人々に頼宋塚(デスドン),九郎塚(クロドン)と呼ばれる2つの塚には,次のような話が伝えられている。「頴娃6代城主兼堅の子・九郎と,兼堅の側室の子・小四郎という弟との間で,頴娃家の相続争いが起こった。小四郎の母親は九 […]

上野神社周辺には,「上野どんの墓」と呼ばれる百数十の供養塔群がある。供養塔群の中心には,比翼塚(愛し合って死んだ男女を一緒に葬った塚)ともみられる2墓の宝塔があり,し周囲に五輪塔や板碑等が並び,丘をつくっている。

興玉神社には,江戸時代の棟礼が5枚残っている。最も古いのは,天文5年(1536)12月20日と記された棟礼。これは頴娃氏第4代兼洪の時代のもので,頴娃氏の延命(長生き)・子孫繁昌・武運長久(戦に勝つ運命が長く続くこと)・ […]

開聞古事縁起によると,昔,この一帯に観音寺という寺が建てられていたという。昭和2年,公民館敷地を整地するときに,埋もれていた六地蔵塔や五輪地蔵塔,板碑等の供養塔を掘り出して保存。昭和59年,公民館の改築に伴って現在地に移 […]

仙田瓦ヶ尾一帯は,昔,仙田村東屋敷と呼ばれていた。ここには,この地に住んでいた六兵衛(戒名は月秋浄井上座)が建立したと言われる六地蔵塔1基,五輪塔15基,板碑6基,その他多数の供養塔の残欠が残っている。元和8年(1622 […]

この石塔群は,石塔の造り方や形などから室町時代ごろのものと推定されているが,どれも無銘で誰のものかわかっていない。開聞宮由緒古跡糺方帳には,瑞応院より2kmほど西,入野原に小四郎の塚があると記されている。小四郎は,頴娃家 […]

神代の昔から日本最古の井戸と伝えられている。神話によると,神代の時代,この辺りは竜宮界で,玉の井は竜宮城の門前の井戸だったという。龍神の娘豊玉姫が朝夕汲まれた井戸でもあり,姫はこの井戸端で彦火々出見尊(山幸彦)と出会い, […]

直径140m,深さ約14m。鏡池は,約5,700年前の噴火でできた火口に水がたまったもの。鏡池には,こんな伝説がある。 「その昔,誤って池に落ち上がってこない小坊主を助けるため,和尚が霊力で池の水を北の窪地に移すと,底に […]

唐船峡の近くには,むくろじの大木の林があり,古くから「モクヨ山」と呼ばれている。その山に,天正10年(1582)に建てられた高さ2mの六地蔵塔と数基の五輪塔,1基の板碑がある。 六地蔵塔には,頴娃城にいた平姓池田対馬守が […]