目次

  • ホーム
  • 新着情報
  • エリアを散策
  • スポットを探す
  • 橋牟礼川遺跡
  • 指宿の昔話
  • 指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ

ホーム > エリアを散策 > 池田湖~神秘の湖~

池田湖〜神秘の湖〜


より大きな地図で エリアで散策:池田湖〜神秘の湖〜 を表示

九州最大の湖,日本で4番目に深い池田湖。およそ5700年前の巨大噴火で生まれたカルデラ湖には,様々な伝説が残っている。江戸時代の古書には, 湖に住む巨大な竜神の話が記されている。現代では,謎の巨大生物「イッシー」の目撃談が数多くある。神秘の湖にまつわる歴史や逸話には,人々の自然に対す る畏怖の念が見え隠れする。


スポット一覧

九州最大の湖,池田湖の誕生は約5,700年前。大噴火で地面が陥没してできたカルデラ湖だ。その周囲は約15km。最深部は233mで日本で4番目に深い。湖の底には,今でも湖底火山が静かに眠っている。また,江戸時代にまとめられ […]

池田湖はオオウナギの群棲地としても知られる。オオウナギは,アフリカ大陸東岸から東南アジア,中国大陸南部の広い範囲に生息しており,日本は生息地の北限。サケと同じく回遊魚で,産卵場は北赤道海流州域と推定されている。気性が荒く […]

刻み地蔵は,池田湖の畔にある洞窟に彫られている。伝説によると「清見城の城主池田信濃守(いけだしなののかみ)が知覧の佐多伯耆守親久(さたほうきのかみちかひさ)に攻められた時,池田信濃守の家老の息子は城主の夫人や姫を連れ出し […]

池田には,平安時代の末期「宇治川の先陣争い」に召されたという,名馬「池月」の伝説がある。「昔,池田湖の畔にすばらしい親子の馬がいた。やがて子馬は捕えられ「池月」と名付けられた。母馬は子馬を探し続け,ある日,湖面に映った自 […]

池田湖畔に祀られている池王明神には次のような伝説がある。「往昔,池田村の内,池端門の農夫四郎といへる者の祖先某,一日,某家の婚礼に往くとて池辺を通行せしに,人頭龍身なる者,水渚き菰蒲の叢中に臥居たりしかば,某,短刀を抜き […]

菅山の方柱板碑は,天文18年(1549)に建立された。碑の正面に直径5cmの「○」(円相:えんそう)が彫られ,その中に「心」の字が刻まれている。この「○」は禅宗で悟りのシンボルとして描かれるもので,心が完全に満たされてい […]

安政4年(1857),島津斉彬は,指宿が水利に乏しく田んぼが少ないことから,池田湖の水を灌漑用水にあてることを考案した。池田湖の壁を掘削し開聞の新川とつなぐ計画だ。こうして鳥越掘削工事は始まった。しかし翌年の斉彬の死と明 […]

大きな木のある所には,神様が宿ると信じられていて,そうした場所をモイドン(森殿)とかモイヤマ(森山)と呼ぶ地域がある。モイドンやモイヤマは荒々しく厳しい神様だと伝えられる。吉永のモイヤマはイチイガシが神木。うっそうとしげ […]

尾下地区では,「田芋」という里芋によく似た芋が栽培されている。田芋は水田のような水のあるところで栽培され,小芋ではなく親芋を食べるのが特徴。田芋は熱帯性タロイモの仲間で,種子島以南の南の島々に広く分布する。サツマイモの伝 […]

新永吉の棚田は,その昔,清見城の城主であった池田信濃守(いけだしなののかみ)が,このあたりに石を積んで棚田にしたのが始まりと伝えられている。棚田の中には,豊作の神様である田の神さあがまつられ,田植えから収穫までを見守って […]

鬱蒼とした木々,その間に見える奇岩。江戸時代,「唐畫山水に似たりと称ず」と中国の山水画に例えられ,椋鳩十が「屏風岩」と表した鬼門平。高さ約200~300m,長さ約10km。池田湖の北西に延びる断崖は,約10万年前の大噴火 […]

鬼門平に沿って,金鉱床が存在する。明治から昭和30年頃まで多くの鉱山が開発され,たいへんな賑わいをみせたという。そのなかの一つに,1844年(弘化元)に発見された大谷鉱山がある。当時の技術では採鉱は困難を極め,4年後には […]

およそ260年前,今和泉島津家の領主島津忠郷は,日向から猿使いを招き,人々の苦労をなぐさめたと伝えられる。その後,猿は山の神,田の神の使いとされたことから,豊作のお祭り行事として猿の子踊りが踊られるようになった。猿役は3 […]

池田湖の北東2km,標高約200mの山中にある噴気変質帯。熱水と火山ガスの作用によって,安山岩や安山岩質の凝灰岩が,白っぽいカオリンなどの粘土鉱物に変化している。熱を帯びた地面からは,もうもうと煙が立ち上る。麻袋に生卵を […]