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浄化槽のしくみ

更新日 2022年01月14日

トイレや台所から流された汚水がきれいになる秘密は、浄化槽内にいるたくさんの種類の微生物が、汚水に含まれている有機物を食べて分解することにあります。
浄化槽は、こうした微生物が繁殖しやすく、また働きやすくなるように設計されています。浄化槽の中で、微生物により分解・消化された有機物は、汚泥となって沈殿します。また、浄化された水は消毒槽で消毒されてから放流されます。
浄化槽は次のように分けられます。
浄化槽は、大きく分けて、し尿だけを処理する「単独処理浄化槽」し尿のほかに台所や風呂・洗濯などの生活雑排水も併せて処理する「合併処理浄化槽」があります。
浄化槽法及び建築規準法の改正により、平成13年4月から一部を除いて合併処理浄化槽(し尿と生活雑排水を併せて処理)しか設置できなくなりました。

小規模な家庭用合併処理浄化槽の処理方法には、1.嫌気ろ床接触ばっ気方式と2.分離接触ばっ気方式3.性能例示型(コンパクト型)の3方式があります。
いずれも微生物の働きを利用して、汚水中の汚物をきれいにするものです。

1.嫌気ろ床接触ばっ気方式

嫌気ろ床接触ばっ気方式図.png

接触ばっ気槽の中に生物が付着生息している担体が汚水の循環により、流動する方式もあります。

2.接触ばっ気方式

接触ばっ気方式図.png

接触ばっ気槽、沈でん槽、消毒槽の働きは1.と同じです。

3.性能例示型(コンパクト型)

性能例示型(コンパクト型)図.png

合併処理浄化槽にはこの他に、店舗や病院等に設置する大型のもので接触ばっ気方式・標準活性汚泥方式・回転円板接触方式などがあります。

お問い合わせ先

市民生活部 環境政策課 環境政策係
電話0993-22-2111(内線243)