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指宿市の温泉事業 ~知ってほしい!温泉供給事業の現状と課題~

更新日 2024年02月07日

市の温泉供給事業は、皆さんからいただく温泉使用料で運営しています

温泉を快適にお使いいただくために必要な施設の整備と維持管理の経費は「税金」ではなく、皆さんからいただく
「温泉使用料」
で賄われています。

しかし、人口減少により温泉使用料が減少する一方で、約80年にわたる温泉供給で、施設の老朽化が進み、修繕等の
費用が増加しています。
少なくなる「収入」、多くなる「費用」と収支の両面から温泉供給事業を取り巻く経営環境は、厳しい局面を迎えて
います。

温泉供給事業が抱える課題

課題1 財源の確保

温泉使用料は世帯人数や湯船の大きさなどによって料金が決まります。使用量による変動はありません。
温泉を利用する家庭が減っていることなどの影響で、今後も財源確保がさらに厳しくなると予想されます。

課題2 費用の増加

泉質の影響でスケール(湯の華)が配管などに付着し、設備の劣化を早めるため、修繕や清掃にかかる費用は、
年々増加しています。
また、昨今の物価高騰で電気料も増加しており、費用の大幅な削減が難しい状況が続くと見込まれます。

課題3 老朽化した施設の更新

温泉供給事業は今まで80年以上にわたり供給を続けており、半分以上の施設が耐用年数を超えており、全体的に
老朽化が進んでいます。
また、一部の配湯地域について供給圧が不足しており、新規配湯の受付を一時休止しているため、高架貯湯槽の
更新が必要不可欠となっています。
今後も安定的に温泉を供給するために、計画的な更新工事が必要ですが、財政上の問題からその全てを更新・改修
する余裕がないのが現状です。

~温泉の未来を守る~市温泉供給事業審議会を設置しました

持続的で安定的な温泉配湯のため適正な温泉使用料の検討を目的とした審議会を設置しました。

令和5年11月に開催した第1回の審議会では、地域住民の代表など9人に委員を委嘱し、同審議会に対して、適正な
温泉使用料の改定についての諮問書を市が提出しました。

厳しい財政状況や施設の老朽化など、温泉供給事業の現状や課題について市が説明した後、各委員からはさまざまな
意見や質問が出されました。

今後も審議は続き、第2回審議会を2月に開催する予定となっています。

資料

01指宿市の温泉事業(現状と課題).pdf

お問い合わせ先

指宿市役所 水道課 経理係