地域おこし協力隊紹介

自己紹介

【転出地】東京都新宿区
【出身地】鹿児島市
【趣味】人付き合い、釣り、BBQ、ゴルフ
【特技】DIY

地域おこし協力隊になった理由

東京での生活に固執していた理由は給与と友人関係。それ以外は東京である必要はなく、むしろ東京を離れて行動していることが多かったです。仕事が最大のネックでしたがまずは移住について調査し始めてみました。最初は、千葉や茨城を対象に考えていましたが、テレビ番組をきっかけに生まれ故郷である鹿児島県の魅力を改めて知りました。そして移住の希望条件を満たしていました。その中でも、指宿市は利便性では当然ながら都会にあるものがなかったりもしますが、それ以上に都会にはない時間の流れやお金には変えがたい価値があります。
「何で指宿に来たの?」とよく地元の方に聞かれます。
遮る建物がない360度見渡せる景観。
冬場の平均気温が高い温暖な気候。
一般家庭にもひかれているほど豊富な温泉。
言わずと知れた世界に誇る砂むし温泉。
透明度が高く魚影の濃い海。
様々な表情を見せる絶景の極み開聞岳。
サイズに圧倒される神秘的なたたずまいの池田湖。
脅威すら感じる断崖の魚見岳。
オクラをはじめとする実り豊かな山畑。
プロの料理人を魅了する山川本枯節。
他に類を見ない存在感の物人建築なのはな館。
芝生を独り占めできる広い公園。
ゆとりある空間の庭先と住居群。
自らの手で育み自然の恩恵を得る自家菜園。
ストレスのない渋滞知らずの通勤。
どこでもいつでも無料で駐車できるパーキング。
迷惑な路上駐車を見ることがない車道。
相手を想い譲り合うドライバー。
横断歩道で道を譲ると深々とお辞儀される人生の大先輩方。
すれ違うと挨拶してくれる小中学生。
温かく迎え入れ丁寧に対応してくれる市役所、警察、ハローワーク。
マニュアル以上の親切な接客をされるスーパーやコンビニ。
利便性や効率化を重視する都会に比べ、指宿市にはそれに勝る素敵なコトやモノがいっぱいです。
本当に素晴らしい街です。

活動内容・これから取り組みたいこと

■スポーツで地域活性化
私の役割はスポーツを目的に指宿市に訪れる方の人数を増やすこと、スポーツを通して指宿市を更に活気づけることです。
具体的には小学生からプロに至るまで幅広い層の方を対象にした合宿や大会の誘致。来指されるスポーツチームと指宿市の方々との触れあいづくり。滞在中の観光、食、アクティビティ、文化交流などの機会創出。そして、これらの活動を活発に円滑にするための組織づくりです。
そのために、まずは、受け皿となる市内競技施設の調査と把握を行い、さらに様々な宿泊ニーズに対応するべく宿泊施設の把握を行っています。
そして、プロモーションでは指宿市外の競技関係者とのパイプ作りや合宿や大会に関する情報を共有しいつでも問い合わせ対応ができる体制を整えています。
さらには、地元の方々とともにスポーツ大会やスポーツイベントを企画し、まずは小さく生んで、市外、県外の方々が集まるように大きく育てていくために奮闘中です。

■アートで地域活性化
前職の経験を生かして、アートによる地域の活性化にも取り組んでいます。
同じ協力隊のアーティストMOTORくんとともにアート活動集団「TOMOSHIBI」を設立しました。
街の景観に暗い印象を与えている外壁の黒ずんだ外壁の汚れ。地方になればなるほど、住民の少子高齢化、都心部への移住、財政の弱体化、いわゆる過疎化で管理ができていない状況です。この局面を変えるためにこれまでの「清掃」の概念から「楽しく創作する」という新たな概念に切り替え、黒ずみ汚れを活用し高圧洗浄機で落としながら絵を描くことで新しい価値を生み出します。アーティストを先頭に様々な職業や立場の地域住民が企画や制作の場面に登場頂き、一緒に取り組み地域ソリューション型市民アート「TOMOSHIBIアート」が完成します。 これが地元の方々と共に楽しみながら、暗い印象の街から明るい街にする「artのある街計画」です。
この計画は、内閣府、経済産業省が共催する地方創生政策アイデアコンテスト2020の地方公共団体の部門で、九州の最高賞である九州経済産業局長賞と全国の最高賞である地方創生担当大臣賞を受賞しました。

地域の皆さんへメッセージ

ヨソモノ目線で感じた指宿の魅力と、地元目線で大事にされていることを融合し、他にない指宿ならではの魅力を磨き上げていければと思っています。開聞、山川、指宿のことを歴史から勉強していますが、まだまだ知らないことが多いです。市内の経済と地域の活性化に寄与したいと思いますのでいろいろと教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。