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外来生物「ヤンバルトサカヤスデ」への対応について

更新日 2023年01月06日

ヤンバルトサカヤスデの発生経緯

ヤンバルトサカヤスデは、台湾からの外来種で、在来種のヤスデ(約2cm)に比べて約3~4cmと大きく1匹が200~400個の卵を産み、繁殖力が旺盛です。
平成3年に徳之島町で異常発生し、平成11年には県本土の知覧町・頴娃町でも確認され、その後、生息地を拡大して、平成17年には本市でも確認されました。

発生地域

市内での生息地域

ヤンバルトサカヤスデとは

農作物に被害を与えたり、人を咬んだり刺したりはしませんが、時には異常発生し、おびただしい数で集団移動したり、壁や塀によじ登ったり、家屋の中に侵入したりすることから、非常に不快感を与えるために不快害虫とされています。
ヤスデは外界から刺激を受けると(潰したり、お湯をかける等)、青酸ガスを含む刺激臭を発します。ガスにより、目に違和感を感じたり、下痢の症状をおこすことがあります。

ヤスデを持ち込まない!持ち出さない!・・・みんなで取り組みましょう・・・

ヤスデのまん延は、生息地域からの庭木等の移動や、堆肥(落ち葉等の腐葉土)等の移動とともに、卵や幼虫が人為的に運ばれることが最も大きな原因であるといわれています。

・ヤスデの生息地域からの園芸樹木等の根つき植物の持ち出しに注意しましょう。やむを得ず持ち出す場合には、株元・根回り部の土壌に薬剤を十分に注ぎ込みましょう。
・堆肥や敷きわら、芋づる等や土木工事等に伴う土壌等を、ヤスデの棲息地から搬出するときは、搬出元で必ず薬剤処理や薫蒸処理をしましょう。

地域で協力し、ヤスデの生息しにくい環境をつくりましょう

・ヤスデは、餌となる落葉や廃材のある日当たりの悪い湿度のある場所を好みます。そのような場所は何度も異常発生を繰り返しますので、定期的に環境整備を行い、ヤスデの住みにくい環境を地区民一帯となって、整備していきましょう。
・一般の家庭用殺虫剤で駆除することもできますが、生息地域から一掃するためには、地域全体で一斉駆除をしましょう。

ヤンバルトサカヤスデを見つけたら、ご連絡をお願いします。

県リーフレット

ヤンバルトサカヤスデ集団発生の様子 ヤンバルトサカヤスデのサイズがわかる写真 ヤンバルトサカヤスデの写真

お問い合わせ先

市民生活部 環境政策課 生活衛生係 電話 0993-22-2111(内線244・245)