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ホーム > エリアを散策 > 鰻池~西郷が愛した温泉~

鰻池〜西郷が愛した温泉〜

鹿児島の顔といえば,西郷さん。温泉好きだった西郷さんは鰻温泉を特に愛した。忙しい身のうえで何度も訪ねて来ているから,きっとそうだ。明治7年 の滞在では,宿泊のお礼にとシャツを残していった。あちこちに見られる「スメ」と呼ばれる火山性の噴気を,西郷さんも眺めたに違いない。もしかしたら,温 泉卵も食べたかもしれない。


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昔話では「その昔,鰻池の水を利用して水田を造ろうと池の畔で開削工事を始めたところ,池の底から大ウナギが現れ,開削した場所に横たわり水が流れ出るのを塞いでしまった。村人がこれを切り裂いたところ,大ウナギは片身のまま池に逃げ […]

スメは,鰻地区の多くの家庭にある火山性天然蒸気カマド。芋は約40分,卵なら5〜10分で蒸し上がる。『島津斉彬御供日記』にもスメのことが記されている。嘉永4年霜月19日晴れ・・・「鰻の池廻り1里余もあり,蒼浪岸をひたす辺り […]

明治7年旧暦12月27日夕方。西郷隆盛が突然,鰻湖畔に泊まりに来た。西郷は約一月滞在し,昼は開聞岳辺りへ猟に出かけ,毎晩温泉につかった。これは,西郷が政府の中で主導権争いに敗れ,鹿児島に帰ってきたすぐ後のこと。この時,佐 […]

鰻地蔵板碑は,南北朝時代の元徳4年(1332)に造られたもので,指宿市内の板碑としては最も古い。表面には「地蔵菩薩」を示す梵字が刻まれている。南北朝時代,日本には天皇が二人おり,日本各地で南朝と北朝に分かれて争いが起こっ […]

鰻地区には、火山性の噴気孔がいくつもあり,通称「地獄」といわれている。1・5・9月の16日は,地獄の釜の蓋が開く日で,亡くなった人の霊が自由になる日だという。この日に行われる鰻の地蔵堂まつりが,「ウナッメイ(鰻参り)」だ […]

山川の成川では,旧暦5月5日にトッノモッツイ(トキの餅吊り)という無病息災を願う行事が行われていた。現在は鰻地区のみで行われている。集落の出入り口の道路を横切るように綱を張る。それには,子どもたちが家々を回りもらった米も […]

苗代川に薩摩焼の窯が開かれたころ,陶工たちは原料の藩内調達のため調査にあたり,山川成川村の大岡でカオリンを発見した。これによって白薩摩の製造が可能となった。鰻にある登窯では,殿様への献上品を焼いたという。また,明治末,苗 […]

六地蔵幢は,六種類の地蔵が六道(地獄道,餓鬼道,畜生道,修羅道,人間道,天道の6つの世界)を輪廻転生するすべての生きものを救うとする説から生まれたもので,室町時代に多く造られた。小川の六地蔵幢には,豪族と思われる法名「雲 […]

大山桜井神社には,クスの木で造られた男女各一体の木像が安置されている。男像は高さ43.8cm,女像は高さ33cm。木像の背面には,天正6年(1578)の銘文が書かれている。銘文には,「諸願成就処」(諸々の願いが成就する処 […]

明和8年(1771),成川下原の二才中(15,6歳~24,5歳の青年達)が造ったものと伝えられる。短い袖の上着にたすきを掛け,下着は裁着けばかまを着けている。右手には小さなしゃもじ,左手にはだんごのようなものをのせている […]