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山の幸

industory-yamanosachi温暖な気候に恵まれた指宿では,年間を通して様々な農産物が生産される。とれる作物は40種類以上もあり,主要農産物のソラマメ,オクラの生産量は現在日本一だ。観葉植物も有名。鉢物出荷量は日本一を誇り,ホテルのロビーで観光客を出迎えている。農業・畜産業に関わる全ての人の苦労と努力があってこその,豊かな山の幸だ。

また,火山地帯の指宿は温泉地としても有名。なんと,江戸時代の旅行本にも人気の「名湯」として載っているというから驚きだ。特に砂むし温泉は世界的にも珍しく,年間30万人もの入浴客が来る。指宿を訪れた文人,菊池幽芳は次の歌を残している。

“畑掘れば出湯畑に湧き,磯掘れば磯にも湧き出る指宿の里”。

スポット一覧

「西瓜 當邑に出るは,皮薄くして,味甘美なり。藩人山川西瓜と称し,賞味す。」(三国名勝図会)江戸時代,すでに山川のスイカはうまいと,評判だったようだ。現在も「徳光スイカ」のブランドで人気がある。その秘密は,開聞岳にある。 […]

「いぶすき菜の花マラソン」でもおなじみの,菜の花。指宿との関係はずいぶんと古く江戸時代までさかのぼる。天保3年(1832)特産品の一つとして菜種に注目していた調所笑左衛門広郷は,骨粉肥料を配り品質を向上させ,袋詰め方法を […]

指宿での観葉植物の栽培は大正7年,鹿児島大学農学部付属指宿植物試験場の設置とともに始まった。戦後,その生産規模は徐々に拡大,温泉熱を利用した栽培方法も研究され,昭和53年(1978)には,当時,東洋一といわれた観葉植物団 […]

西南アジアから北アフリカが原産地とされるそら豆。日本への渡来は8世紀頃と伝えられる。指宿でのそら豆の栽培を示す最も古い記録は,1547年アルバレスが執筆した『日本報告』。「毎年次のような3回の収穫がある。すなわち,11月 […]

原産地はアフリカ北東部といわれるオクラは,日本に明治初期に入ってきた。指宿での本格的な栽培は昭和43年から。現在ではそら豆同様に生産量日本一となった。オクラはその形から「レディース・フィンガー(貴婦人の指)」とも呼ばれて […]

「慶長の初年その種子を得て,薩摩の国揖宿郡指宿の里に植えしものは日本煙草栽培の濫觴にして,島津氏その種子を得て其の親戚なる京都近衛家に贈り,始めてこれを山城の花山に植ゆ。故に名づけて花山煙草広がるという。」『薩藩文化』, […]

鹿児島は全国第2位の畜産県。指宿の畜産をみると,明治十7年(1884)の「鹿児島県地誌」によは,当時の指宿村に,牛127頭,馬714頭が飼育されていたとある。現在,畜産は本市農業生産額の約38%を占める基幹産業の一つ。平 […]

山川成川で発見された白土(カオリン)により,初めて白薩摩の製造が可能になった。指宿の粘土は,陶磁器の原料だけでなく工業の上でも利用価値が高く,昭和25年に民間会社が産業用として採鉱を始めた。これに刺激を受けた旧指宿町は昭 […]

キクは,日照時間が短くなると芽をつけ開花する性質がある。これを利用し開花時期を調節するのが電照ギクだ。人工的に光をあてると,キクは昼の時間が長いと勘違いして,花になる芽をつけず生長を続ける。そして電気を消すと,すぐに芽が […]

「櫛になりたや薩摩の櫛に諸国娘の手に渡ろ」県の伝統工芸品にも指定されている薩摩つげ櫛は,江戸時代,全国的にその名を知られていたという。江戸中期,宝暦治水と呼ばれる木曽川・長良川・揖斐川の治水工事に従事した薩摩藩は,膨大な […]