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郷土芸能

culture-kyoudogeinou南北に長い鹿児島県は,郷土芸能の宝庫。その総数はおよそ千種類ともいわれる。

指宿にも様々な郷土芸能が伝承されている。秋の夜,神を迎えて厳かに舞われる枚聞神社や南方神社の「神舞」(かんまい・かんめ)。琉球王国との貿易の歴史を物語る「琉球傘踊」,参勤交代の疲れや退屈を慰めたことに由来する「さまふり」や「坂田踊り」,鹿児島独特の芸能「棒踊り」等々…。江戸時代にその成立の由来をもつものも多い。

これら郷土芸能を伝えていくことは,指宿の歴史を伝えていくことでもある。

スポット一覧

さまふりは,高野原地区に伝わる踊りで,揖宿神社とゆかりがある。その語源は,歌詞の中に出てくる人物の「イキ」な「サマ」,いわゆる伊達男振りに由来するそうだ。この歌は,参勤交代の際,長旅の慰めにうたわれたと言われる。出場の際 […]

揖宿神社のある宮地区には,270年の伝統がある坂田踊が伝わっている。歌詞に遠州浜松,富士山などの地名が出てくることや,武士の装束をしていること等から,江戸時代に島津氏の参勤交代の上り歌として,長旅の疲れを慰めた事に由来す […]

山川漁り節は,不漁の折に祭事を行い,大漁を祈願して「漁り節」を歌いはやしたという「沖得祭」の故事によっている。山川漁り節は,この「漁り節」を再編したもの。現在は,山川小学校の児童によりアレンジされたものが自校の運動会で披 […]

そば切り踊は,鎌でそばを刈り取り,めぐり棒で実を落とし,臼で引いてそば切りを作る一連の作業を,方言を使ってユーモラスに表現するユニークな踊り。その昔,山川成川の前薗地区にやってきて,村人の平安を祈祷してくれていた祈祷師「 […]

川尻に伝えられる郷土芸能。開聞山麓の岩屋で鹿から生まれた瑞照姫(ずいしょうひめ)は,13歳の時,大宮姫と名を改め,天智天皇の后となった。大宮姫の美貌と出世をねたんだ女官たちは,ある雪の日,雪合戦に姫を連れ出した。雪合戦の […]

「四ツ竹」とは,平たい2枚の竹片を両手に重ねて持ち,歌に合わせて手を開いたり,閉じたりしながら打ち鳴らす素朴な楽器のこと。小牧に伝えられている。これを使って踊るのが四ツ竹だ。服装は,鉢巻,かすりの着物にたすき,草鞋ばきで […]

日清・日露戦争のころ,兵士の運を祈って,地区の人々が着物姿で太鼓や三味線で伴奏しながら踊ったと伝えられている。戦後は,新築の棟上げやお伊勢講の時などに,細田西集落を中心に踊られていたという。それが途絶えてしまい,2000 […]

虚無僧踊りは,虚無僧姿の踊り手の両側に,長刀と鎌をもった武士にふんした踊り手がならび,互いに向き合って打ち合う変化の多い踊り。きびきびとした踊りの中で,白い虚無僧の姿がひときわ引き立つのが特徴だ。

石嶺に伝えられている郷土芸能。室町時代,池田湖の東にあった清見城の城主池田信濃守(いけだしなののかみ)は,肝属氏に攻められたが,城を守りぬいた。城を守りぬいたお祝いの席で,庄五郎という芸達者な武士が,殿様の前でおもしろく […]

奴踊りは,玉利に伝えられている郷土芸能。16代島津家当主島津義久が肥前国島原城主との戦で勝利し,その祝いとして,揖宿神社に奉納されたのが始まりと伝えられている。14,5名の男踊りで,きびきびした動きの中にもユーモアを交え […]

第17代島津家藩主,島津義弘公が朝鮮出兵したときの凱旋祝いとして唄い踊られたと伝えられる。唄は,戦国時代の武士の唄にふさわしく勇ましく男らしいメロディーが感じられる。右手に扇子,左手に刀をもって二人一組で踊る,一種の武士 […]

棒踊りは鹿児島が生んだ独特の芸能。田植え前後の豊作を祈る踊りと伝えられているが,一説には,島津義弘ひきいる薩摩との朝鮮半島と戦いの後,その帰国祝いとして始まったとも言われている。6尺または3尺の棒を持った若者達が,歌に合 […]