郷土芸能
スポット一覧
開聞入野地区・物袋地区に伝わる琉球人踊りは,山川や指宿に伝わる琉球人踊りを伝え聞いた人々が,酒の席での踊りとして見よう見まねで踊ったのがはじまりとされている。本来は「男踊り」と「女踊り」2つそろっての入野物袋琉球人踊りで […]
江戸時代,薩摩を訪れていた琉球使節団は,山川港を中継地としていたが,その道筋に大山があったため,地域の人々と交流があった。その使節団の様子や唄を踊りにしたものが教え継がれ,集落の祝い事などで披露されてきたと […]
相撲甚句は,下吹越地区に伝わる郷土芸能であり,昭和の初期から,五穀豊穣を祈願する奉納踊りとして踊られていた。力士たちは指宿市内の名所や特産品を四股名とし,まわしを身につける。行司が面白おかしく力士を紹介するのが見どころで […]
開聞龍宮太鼓は,昭和55年,青年団が「開聞太鼓同好会」として和太鼓に取り組んだのがはじまり。その後地域に根ざした郷土芸能としての継承と存続を願い,「開聞太鼓保存会」と改称した。「開聞龍宮太鼓」の名のごとく,地元の神話や伝 […]
奴踊りは,玉利に伝えられている郷土芸能。16代島津家当主島津義久が肥前国島原城主との戦で勝利し,その祝いとして,揖宿神社に奉納されたのが始まりと伝えられている。14,5名の男踊りで,きびきびした動きの中にもユーモアを交え […]
第17代島津家藩主,島津義弘公が朝鮮出兵したときの凱旋祝いとして唄い踊られたと伝えられる。唄は,戦国時代の武士の唄にふさわしく勇ましく男らしいメロディーが感じられる。右手に扇子,左手に刀をもって二人一組で踊る,一種の武士 […]
棒踊りは鹿児島が生んだ独特の芸能。田植え前後の豊作を祈る踊りと伝えられているが,一説には,島津義弘ひきいる薩摩との朝鮮半島と戦いの後,その帰国祝いとして始まったとも言われている。6尺棒や3尺棒を持った踊り手たちが,歌に合 […]
田中地区,谷村地区には手拍子踊りが伝わっている。 歌には「阿波の徳島」「三邦丸(みくにまる)」「花の名寄(なよせ)」の3曲がある。「三邦丸」の歌は薩摩藩が慶応元年(1865年)に英国から購入し,商船として用いられた蒸気船 […]
南九州には太鼓踊りが多くあるが,指宿には,中川地区にごちょう踊が伝承されている。この踊りには唄はなく,色鮮やかな陣羽織風の衣装を身にまとった舞い手が,太鼓や鉦(かね=平たい円盤状の打楽器)を打ち鳴らしながら勇ましく舞う。 […]
古琴節は脇に伝えられている。歌詞は,夫婦でお伊勢参りをして,子どもの疱瘡(天然痘)が治るように祈願をしている事などから,県内各地で踊られている疱瘡踊の唄に類似性を見いだすことができる。疱瘡踊は日本でも珍しい芸能。昔,天然 […]
成川の前薗馬方踊は疱瘡踊とも呼ばれる。江戸時代に疱瘡(天然痘)が大流行したことがあったが,神に踊りを奉納し,平癒を祈願したところ効果があり,薩摩藩主島津義弘がこれにあやかりたいとして広めたとも言われている。踊りの内容は, […]
江戸時代,薩摩藩は,琉球に貢物を納めさせていた。その際,次の船が琉球から来るまで,人質として鹿児島に残された人々がいたそうだ。唐人踊は,これらの人々が指宿にやってきて,唄い踊ったものだと伝えられている。中小路地区のものは […]