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郷土芸能

culture-kyoudogeinou南北に長い鹿児島県は,郷土芸能の宝庫。その総数はおよそ千種類ともいわれる。

指宿にも様々な郷土芸能が伝承されている。秋の夜,神を迎えて厳かに舞われる枚聞神社や南方神社の「神舞」(かんまい・かんめ)。琉球王国との貿易の歴史を物語る「琉球傘踊」,参勤交代の疲れや退屈を慰めたことに由来する「さまふり」や「坂田踊り」,鹿児島独特の芸能「棒踊り」等々…。江戸時代にその成立の由来をもつものも多い。

これら郷土芸能を伝えていくことは,指宿の歴史を伝えていくことでもある。

スポット一覧

棒踊りは鹿児島が生んだ独特の芸能。田植え前後の豊作を祈る踊りと伝えられているが,一説には,島津義弘ひきいる薩摩との朝鮮半島と戦いの後,その帰国祝いとして始まったとも言われている。6尺棒や3尺棒を持った踊り手たちが,歌に合 […]

田中地区,谷村地区には手拍子踊りが伝わっている。 歌には「阿波の徳島」「三邦丸(みくにまる)」「花の名寄(なよせ)」の3曲がある。「三邦丸」の歌は薩摩藩が慶応元年(1865年)に英国から購入し,商船として用いられた蒸気船 […]

南九州には太鼓踊りが多くあるが,指宿には,中川地区にごちょう踊が伝承されている。この踊りには唄はなく,色鮮やかな陣羽織風の衣装を身にまとった舞い手が,太鼓や鉦(かね=平たい円盤状の打楽器)を打ち鳴らしながら勇ましく舞う。 […]

古琴節は脇に伝えられている。歌詞は,夫婦でお伊勢参りをして,子どもの疱瘡(天然痘)が治るように祈願をしている事などから,県内各地で踊られている疱瘡踊の唄に類似性を見いだすことができる。疱瘡踊は日本でも珍しい芸能。昔,天然 […]

成川の前薗馬方踊は疱瘡踊とも呼ばれる。江戸時代に疱瘡(天然痘)が大流行したことがあったが,神に踊りを奉納し,平癒を祈願したところ効果があり,薩摩藩主島津義弘がこれにあやかりたいとして広めたとも言われている。踊りの内容は, […]

江戸時代,薩摩藩は,琉球に貢物を納めさせていた。その際,次の船が琉球から来るまで,人質として鹿児島に残された人々がいたそうだ。唐人踊は,これらの人々が指宿にやってきて,唄い踊ったものだと伝えられている。中小路地区のものは […]

さまふりは,高野原地区に伝わる踊りで,揖宿神社とゆかりがある。その語源は,歌詞の中に出てくる人物の「イキ」な「サマ」,いわゆる伊達男振りに由来するそうだ。この歌は,参勤交代の際,長旅の慰めにうたわれたと言われる。出場の際 […]

揖宿神社のある宮地区には,270年の伝統がある坂田踊が伝わっている。歌詞に遠州浜松,富士山などの地名が出てくることや,武士の装束をしていること等から,江戸時代に島津氏の参勤交代の上り歌として,長旅の疲れを慰めた事に由来す […]

山川漁り節は,不漁の折に祭事を行い,大漁を祈願して「漁り節」を歌いはやしたという「沖得祭(おきえまつり)」の故事に由来している。山川漁り節は,この「漁り節」を再編したもの。漁船の出港や大漁の様子,鰹を切る様子を踊りで表現 […]

およそ260年前,今和泉島津家の領主島津忠郷は,日向から猿使いを招き,人々の苦労をなぐさめたと伝えられる。その後,猿は山の神,田の神の使いとされたことから,豊作のお祭り行事として猿の子踊りが踊られるようになった。猿役は3 […]

古文書等によると,枚聞神社には,かつて数十種の神舞があったそうだ。現在は,剣の舞、南方の舞、中央の舞、鈿(うずめ)の舞の4つが青年団によって伝承されている。神舞は,毎年10月14日の例大祭の前夜祭で,巫女による浦安の舞と […]

南方神社の神舞(カンメ)は,“慶安2年(1649年),島津久光の前で演じられた”との記録があることから,360年以上前には成立していたことがわかる,伝統ある舞だ。現在では,保存会によって鬼神舞,踏剣など14の舞が伝承され […]