山川漬②〜大壺〜
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山川港の周辺を散策すると,民家の庭先で,高さ1mはあろうかという大壺を見かけることがある。山川漬を作るのに使われていた壺だ。山川漬は「唐漬」とも呼ばれる。中世の頃から国際貿易港として栄えた山川港。港の近くには唐人町と呼ばれた一角があった。中国から輸入された壺が,漬け込みに使われたことから唐漬の名がついたともいう。また,山川漬の歴史は明らかではないが,文禄元年(1592),朝鮮出兵の際に,島津の軍船に山川漬が積み込まれたとの伝承が残っている。

山川港の周辺を散策すると,民家の庭先で,高さ1mはあろうかという大壺を見かけることがある。山川漬を作るのに使われていた壺だ。山川漬は「唐漬」とも呼ばれる。中世の頃から国際貿易港として栄えた山川港。港の近くには唐人町と呼ばれた一角があった。中国から輸入された壺が,漬け込みに使われたことから唐漬の名がついたともいう。また,山川漬の歴史は明らかではないが,文禄元年(1592),朝鮮出兵の際に,島津の軍船に山川漬が積み込まれたとの伝承が残っている。