中尾迫遺跡
- 歴史
- 古代
中尾迫遺跡では,約1700年前の土器作り工房が発見された。土器を焼いた穴は直径約1m,深さ20㎝程度。穴の底は焼けて赤く変色していた。この穴に生乾きの土器を入れ,ススキなどの植物を覆いかぶせて焼いたものと見られている。土器焼き穴の近くには,粘土を採掘した跡があった。また,土器のひび割れを防ぐために砕いて粘土に混ぜる軽石も見つかった。軽石を砕く石の皿も出土した。材料も燃料も揃った弥生土器製作工房。県内初の発見だ。
- 住所
- 西方中尾迫

中尾迫遺跡では,約1700年前の土器作り工房が発見された。土器を焼いた穴は直径約1m,深さ20㎝程度。穴の底は焼けて赤く変色していた。この穴に生乾きの土器を入れ,ススキなどの植物を覆いかぶせて焼いたものと見られている。土器焼き穴の近くには,粘土を採掘した跡があった。また,土器のひび割れを防ぐために砕いて粘土に混ぜる軽石も見つかった。軽石を砕く石の皿も出土した。材料も燃料も揃った弥生土器製作工房。県内初の発見だ。