製塩
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成川浜にそびえ立つ1本の煙突は塩づくりの名残だ。指宿での製塩の始まりは大正11年。豊富な温泉に着眼した黒川英二氏は,温泉熱を利用し水分を蒸発させる製塩を開始した。その後,温泉熱利用製塩には限界が見え,昭和34年,真空タンクの中で水分を蒸発させ塩を取り出す真空式製塩工場が成川に建設された。当時,指宿や伏目から成川工場までパイプラインを整備し,高濃度の塩水を運んでいたというから驚きだ。昭和39年,塩業整備法の施行に伴い,工場は停止した。

成川浜にそびえ立つ1本の煙突は塩づくりの名残だ。指宿での製塩の始まりは大正11年。豊富な温泉に着眼した黒川英二氏は,温泉熱を利用し水分を蒸発させる製塩を開始した。その後,温泉熱利用製塩には限界が見え,昭和34年,真空タンクの中で水分を蒸発させ塩を取り出す真空式製塩工場が成川に建設された。当時,指宿や伏目から成川工場までパイプラインを整備し,高濃度の塩水を運んでいたというから驚きだ。昭和39年,塩業整備法の施行に伴い,工場は停止した。